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グリストラップとは
グリストラップ(グリーストラップ・オイルトラップ・油水分離槽)とは、排水管のつまりを防止するために設けるもので、飲食店などの調理場(厨房)から排出される油脂分、残飯、野菜くずなどが下水や浄化槽に流れ込むのを防ぐ阻集器です。
グリストラップは、設置と月1回の完全抜き取り清掃が義務付けられており、グリストラップ自体は自浄能力を持っていません。ですからそのまま放置しておくと、たまった生ごみや油脂は槽内で陳腐化し、下水道管や浄化槽に流出したり、ゴキブリやネズミ等の発生源や食中毒・悪臭の原因になります。定期的な清掃が不可欠です。
清掃方法
壁面やスクリーンに付着した油脂分、底に溜まった汚泥をケレンやタワシなどを使い、手作業でキレイに取り除き、吸引車で引き抜きを行います。また、必要に応じ薬品洗浄を行い、徹底的に清掃します。バイオ式等の装置は清掃作業を軽減するための製品ですが、定期的な清掃は行う必要があります。
グリストラップの清掃は、バスケットのゴミ取りや排水管トラップ部の掃除など、日ごろのお手入れによりある程度の保守管理が可能です。グリストラップに残ったゴミや油脂は悪臭のもととなりますので、小まめなメンテナンスを心がけましょう。
お手入れの頻度目安
- バスケットの清掃は毎日1回
- グリース(油)の清掃は1ヶ月に1回
- ゴミ・残し物の清掃は1ヶ月に1回
- トラップ内部の清掃は2～3ヶ月に1回
上記の清掃をおこたると著しく阻集器の機能が低下します。
作業写真
